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コロナ治療最前線 患者1人に医師3人体制 福井赤十字病院・赤井さんに聞く 

2021年2月1日 05時00分 (2月1日 09時44分更新)
介助の必要があるコロナ患者の受け入れについて話す赤井さん=福井市の福井赤十字病院で

介助の必要があるコロナ患者の受け入れについて話す赤井さん=福井市の福井赤十字病院で

 不安抱えながら防護徹底

 新型コロナウイルスの感染拡大で、県内ではクラスター(感染者集団)が発生し、感染者数が増えている。最前線で患者の治療に当たる福井赤十字病院の赤井雅也感染管理室長(57)に、現場の様子を聞いた。
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 県内では、年明けに介護施設内でのクラスターの発生が相次ぎ、介助が必要な高齢者の感染が急増しています。県からの要請に応じ、主に中等症、重症患者を受け入れています。現段階では医療体制は維持できていますが、今後新たなクラスターが発生すれば、一気に逼迫(ひっぱく)することもあり得ます。
 食事、排せつ、着替えなど全てに介助が必要な寝たきりの人も多いです。認知症により意思の疎通が難しい人や、環境の変化で「ここはどこ」とパニックを起こす人もいます。マスクを外したり、点滴を抜いたり、徘徊(はいかい)したりすることがあるので、看護師がずっとそばにいなくてはならず、院内感染のリスクが高まっています。
 職員は不安を抱えながら手指消毒と、マスク、フェースガード、帽子の着用を徹底しています。防護服は必ず二人一組で脱ぎ着し、着脱訓練も実施。特定の診療科や医師に負担を掛けないよう、患者一人につき医師が三人体制で担当します。
 なかなか収束が見えませんが、とにかく感染者数を減らさなくてはなりません。三密対策や移動の自粛など基本的な対策を徹底してほしいです。

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