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ミャンマー軍「選挙不正」と異議 NLD圧勝

2021年1月30日 05時00分 (1月30日 05時00分更新)
29日、ミャンマー・ネピドーで、議会招集を前に警戒を強める警察官=AP・共同

29日、ミャンマー・ネピドーで、議会招集を前に警戒を強める警察官=AP・共同

 【バンコク=岩崎健太朗】二月初めに開会予定のミャンマーの改選後初となる連邦議会を前に、国軍などが民主化勢力への圧力を強めている。アウン・サン・スー・チー国家顧問兼外相率いる国民民主連盟(NLD)が圧勝した昨年十一月の総選挙結果に「不正があり受け入れがたい」と異議を表明。国軍系政党の退潮に、軍の影響力低下を危惧しているとみられる。
 総選挙では、NLDが改選議席の八割超の三百九十六議席を獲得して圧勝する一方、国軍系の連邦団結発展党(USDP)は四十一議席から三十三議席に減少。国軍やUSDPは選挙前からNLD政権下の選挙運営を批判し、選挙後も有権者リストの不備や二重投票の疑いなどの調査を選管に訴えた。地元メディアによると、国軍報道官は二十六日の記者会見で「軍は、憲法が規定する公正な選挙を守る義務がある」と強調。クーデターの可能性を問う質問に「イエスかノーかは答えられない」と含みを持たせ、けん制した。
 ミャンマーでは議会の四分の一の議席が軍に割り当てられ、国軍司令官は重要閣僚の指名権がある。一期目で軍の政治への関与縮小を実現できなかったスー・チー氏は、選挙の圧勝を受けて少数民族政党との協力強...

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