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伝統の「菅笠」 丁寧に仕上げ 福井・清水東地区

2021年1月29日 05時00分 (1月29日 09時18分更新)
手作業で丁寧に仕上げられる菅笠=福井市清水杉谷町で(山田陽撮影)

手作業で丁寧に仕上げられる菅笠=福井市清水杉谷町で(山田陽撮影)


 県指定の郷土工芸品である「越前菅笠(すげがさ)」の製作が、福井市清水東地区で進められている。全国随一の品質で知られており、二十八日も製作技術を継承するグループのメンバーが一つ一つ丁寧に仕上げていった。
 農閑期の収入源として明治期に製作が始まった。地区内の湿地を利用してスゲを栽培し、冬季に製作する。現在は越前菅笠を守る会のメンバー十数人が製作を担う。
 メンバーの田仲久則さん(71)は「夏は涼しく、冬はぬれても雨漏りしない」と品質の高さをアピール。今年は地区民数人が新たに加入し、ベテランの横山みち代さん(80)は「新しい人が増えて楽しみ」と喜ぶ。
 三月中旬ごろまでに二百個を作る予定。福井市風巻町の農産物直売所「丹生膳野菜」やインターネットの一部ショッピングサイトで販売している。(藤共生)

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