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【石川】コロナワクチン保管 拠点選定 「加賀市 市医療センター」「 かほく市 市役所」

2021年1月28日 05時00分 (1月28日 10時29分更新)

 新型コロナウイルスのワクチン保管用として国から二月に配備される超低温冷凍庫について、石川県加賀、かほく両市での設置場所が決まった。国からは六月末までに県内自治体へ計九十一台が配備予定だが、各自治体での設置先が明らかになるのは初めて。設置先は両市内でワクチン接種や保管の拠点となる。 (小室亜希子、島崎勝弘、辻渕智之)
 両市へ二月に配備される冷凍庫は各一台。承認手続きが先行する米ファイザー社のワクチンを零下七五度で保管するのに必要となる。県などとの調整の結果、加賀市では市医療センターに、かほく市では市役所内に設置する。
 加賀市ではこの市医療センターが早ければ二月下旬から始まる医療従事者も含めた接種の拠点「基本型接種施設」となる。同センターは二十五診療科、三百病床を備える医療機関。市内に約二千人いる医療従事者向けには、ここからワクチンを冷蔵分配して接種する医療機関「連携型接種施設」も四カ所程度できる。
 三月下旬にも高齢者から始まる市民向けでも、市医療センターが集団的な接種の会場となる。同時に個別、小規模の接種場所で地域の診療所などが想定される「サテライト型接種施設」へワクチンを小分けして移送する拠点にもなる。
 かほく市は、冷凍庫設置先の市役所をワクチンの保管拠点とする計画。担当者は「市立病院がないことや、施錠できて二十四時間目が届き、自家発電設備のある場所という条件から設置先は限られた」と説明した。ワクチンはここから市内三地域に設ける予定の市民向け集団接種会場に運ぶ。
 冷凍庫の設置先にはワクチンが箱(千百七十回接種分)単位で一括供給される。加賀市の担当者は「サテライト施設も含めた接種の人数や時期に合わせた必要量の解凍などの準備、管理、移送がうまくできるか」と話し、担当人員の確保も懸念材料に挙げる。
 県内で国から二月中に配備される冷凍庫は県庁と市町に対して十七台前後。設置先は県と各市町が医療機関、医師会などと最終調整中で、厚生労働省に近く報告する。

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