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【富山】市内の卵「全部だめ」じゃない 小矢部鳥インフル 風評懸念

2021年1月28日 05時00分 (1月28日 05時01分更新)
卵の安全性の説明書きが掲示された地場産卵の販売コーナー=富山県小矢部市の道の駅メルヘンおやべで(松村裕子撮影)

卵の安全性の説明書きが掲示された地場産卵の販売コーナー=富山県小矢部市の道の駅メルヘンおやべで(松村裕子撮影)

「感染しない」売り場に注意書き

 鳥インフルエンザが発生した養鶏場のある富山県小矢部市は鶏卵の産地。発生した養鶏場以外の市内の養鶏場は卵の洗浄、消毒設備を整えており、従来通り出荷を続けている。消費者の中には同じ市内で生産される卵を敬遠する声もあり、市は風評被害を警戒しながら推移を見守っている。(松村裕子)
 「食べてもいいと分かっているけど、気分的に買わなかった」。小矢部市の道の駅メルヘンおやべで二十六日、地場産卵を見ていた高岡市の主婦(67)は「これまで道の駅に立ち寄った時にはこだわりの卵をよく買っていた。きょうも安くていい卵が魅力的だったけど」と言葉を濁した。
 小矢部市内には発生した養鶏場以外に三カ所の養鶏場がある。うち一カ所は発生した養鶏場から半径十キロ圏外で出荷制限は受けない。出荷制限のある十キロ圏内の二カ所も卵を洗浄、消毒してパック詰めする機械を導入しているため、制限区域の解除を待たずに卵を出荷できる。
 市内の養鶏場には「食べても大丈夫か」との問い合わせがあるといい、「市内全域の卵がだめなように思われている」と養鶏場の担当者。「食べても安全と言いたい」と訴えた。
 道の駅では鳥インフルエンザ確認直後こそ買い控えがあったが、その後は反動で購入が増えたほど。「卵を食べて感染する可能性はない」との注意書きを立てており、目に見える風評被害は出ていない。
 市は「感染した鶏の卵が市場に出回ることはない」とホームページで呼び掛け、「風評被害が一時的でなく長引くようなら対応を考えたい」と推移を見守っている。 

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