【愛知】知事、9月入学制「簡単でない」 賛意述べつつ議論呼び掛け

2020年4月30日 02時00分 (5月27日 04時32分更新)

会議に臨む大村知事(左手前)=名古屋市中区の県自治センターで

 大村秀章知事は二十九日に開かれた全国知事会新型コロナウイルス緊急対策本部のウェブ会議で、知事会としての緊急提言案に盛り込まれた九月入学制の導入検討を巡り、賛成意見を述べつつ、各方面に与える影響が大きいとして幅広い議論が必要との認識を示した。
 大村知事は「グローバルスタンダードということで、九月入学にいずれはかじを切らなければならない」と述べ、基本的に賛成する考えを示した。その上で「今年すぐやるのは、なかなかそう簡単ではないと思う。社会、経済界にも波及する話なので、論点を明らかにして幅広く議論をしてほしい」と呼び掛けた。
 東浦町の一時宿泊施設からコロナウイルス陽性の男性が強引に退所して自宅へ戻った問題にも言及。現在の法制度上は強制力のある措置は取れないことを念頭に、「大変な事態。こうした個人の方にとどまってもらう命令というか、法的手当てをぜひお願いしたい」と訴えた。
 知事会の緊急提言案では緊急事態宣言の一部地域の先行解除に懸念を表明。感染者の自宅待機に協力が得られない場合に罰則を含めた法的措置を講じることや、感染者受け入れに伴う空き病床の補償など医療支援拡充も盛り込んだ。
 (中崎裕)

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