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敦賀以西の整備委設置 財源確保策など議論へ

2021年1月26日 05時00分 (1月26日 11時21分更新)

与党PT


 北陸新幹線敦賀−新大阪間の二〇二三年春着工を目指し、与党整備新幹線建設推進プロジェクトチーム(PT)は二十五日、同区間の整備に関する委員会設置を決めた。委員長に自民党の高木毅衆院議員(福井2区)が就き、年度内にも財源確保策などの議論を本格化させる。 (山本洋児)
 東京・永田町であった与党PTの会合後、細田博之座長が明らかにした。敦賀以西の建設費は二兆一千億円とされ、現時点で財源確保のめどは立っていない。細田氏は「どのようなスケジュールで考えていくのかは非常に重要な問題。この委員会で積極的に議論してもらう」と述べた。
 名称は「北陸新幹線敦賀・新大阪間整備委員会」。現在進められている環境影響評価(アセスメント)の状況把握や、着工に必要な五条件のうち、特に「安定的な財源見通しの確保」にめどをつける。
 委員長代理には公明党の佐藤茂樹衆院議員(大阪3区)が就任。残りのメンバーは細田、高木両氏らが中心となって選定する。福井、石川、富山、京都、大阪の各府県で選出された与党国会議員十数人で構成するとみられる。
 自民党PTは昨年二月、敦賀以西の財源確保に向け、国費の大幅増とJRが国に支払う施設使用料(貸付料)の最大限の確保、財政投融資の活用などを中心に引き続き検討を進めるとの中間報告をまとめた。今後は与党として議論を急ぐ。政府も協力する方針を示している。
 高木氏は会合後、本紙の取材に「敦賀以西に特化した委員会。与党で議論する点に意義があり、責任は重くなった。早期に財源見通しをつけ、二二年末には着工認可を勝ち取りたい」と語った。
 敦賀以西は一六年度末、小浜−京都ルートが正式に決まった。一九年五月末には大まかな駅位置・ルートが示された。環境アセスメントが進み今後、詳細な駅位置・ルートが公表される。

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