高橋周平、20発ボディー完成! 自己最重量98キロでキャンプイン 「パワーつけるため」ウエートトレ強化
2021年1月26日 06時00分
20本塁打ボディー完成! 中日の高橋周平内野手(27)が25日、自己最重量となる98キロでキャンプインすることを明かした。今月の自主トレでは、スタミナよりパワーの底上げを重視したウエートトレーニングで、昨オフ比で体重は1キロ増。大砲仕様の肉体で、与田剛監督(55)からも期待される大台突破を目指す。
たかが1キロ、されど1キロにアーチへの思いが詰まっている。高橋周が決意を胸に、体重アップに乗り出した。今月5~23日の大阪自主トレ後、初めてナゴヤ球場に姿を現した背番号3の太ももはパンパン。迫力満点だった。
「今は98キロですね。去年のこの時期が97かな。今までの自主トレでは筋持久力を重視したけど、今年はもっともっとパワーをつけるために持ち上がらないような重さを。本当は100キロまでいきたかったんですけど…」
2017年から続ける大島らとの自主トレで、スタミナ強化から一瞬のパワーを底上げする肉体の方針転換に踏み切った。不動のレギュラーとして、シーズン完走へ燃費の把握はばっちり。満を持して突き抜けるため、次はエンジンの改造だ。
これまでのスクワットは、160キロのバーベルを担いで10回がワンセット。今年は180キロを3~5回。限界超えの負荷をかけ歯を食いしばった。下半身を中心にいじめ抜き、長距離砲仕様に進化した。
3年連続で規定打席に達した昨季は、初の打率3割と2年連続のゴールデングラブ賞。攻守ともに不動の存在として実績を積み重ねた。「そう(守備で)動くポジションでもない」と分析するホットコーナーで、鉄壁の守備の土台があるからこそ、パワーにすべてを注ぎ込む挑戦だった。
セ・リーグの三塁手に目をやれば昨季、31本塁打で打点と合わせて2冠の巨人・岡本や28ホーマーの阪神・大山がいる。対して7本塁打。最多でも18年の11本。物足りなさ、もどかしさは自身が誰よりも感じている。
だからこその肉体強化。「打球につながるか分からないですけど、ベスト体重は別にない」。柔軟性やスピードは維持しつつ、青天井でパワーアップを掲げるオフとなった。
得点力アップへ、2桁本塁打は通過点。与田監督からの「3割はキープしながらホームランを増やすとか、難しい域に挑戦してほしい。20本打つくらいの気持ちで、臨んでほしいと思います」という期待も百も承知だ。...
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