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せっけん運動奔走、細谷さんの半生が本に ジャーナリスト関根さん執筆

2021年1月26日 05時00分 (1月26日 14時53分更新)
著書のPRをする細谷さん(右)と執筆者の関根さん=大津市内で

著書のPRをする細谷さん(右)と執筆者の関根さん=大津市内で

 一九七四年の武村正義知事誕生の立役者で、七〇年代に琵琶湖の赤潮を機に県内で広がった「せっけん運動」に奔走した社会運動家、細谷卓爾さん(86)=草津市=の半生を、フリージャーナリストの関根英爾さん(76)が著書「細谷卓爾の軌跡 水俣から琵琶湖へ」に記した。
 著書では、東京大卒業後の五八年に水俣病の原因企業のチッソに入社した細谷さんが、守山工場に赴任。水俣病や賃金を巡り、労働組合と会社との闘争をけん引した様子を振り返る。六五年には労働団体「滋賀地評」の事務局長に就任。当時、保守地盤が強かった県内で四つの労働団体をまとめ、七四年に革新系の武村知事を誕生させた舞台裏を明かす。
 合成洗剤の使用をやめる「せっけん運動」では、琵琶湖総合開発計画に反対し、琵琶湖汚染防止の環境運動に注力。今も続く県と中国・湖南省との友好提携に携わった話や、八七年に二十万人超が参加して琵琶湖の周囲を手をつないで囲んだチャリティーイベント「抱きしめてBIWAKO」の実行委員会事務総長を務めた際の裏話も描いた。
 武村さんや元チッソ水俣労組委員長らも寄稿した。関根さんは執筆理由を「細谷さんは滋賀の市民運動、社会運動をリードし...

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