本文へ移動

【新型コロナ】ワクチンを“割り込み”接種…スペイン軍トップが批判受け辞任

2021年1月25日 08時08分

このエントリーをはてなブックマークに追加
 【パリ共同】スペイン軍トップのビジャロヤ参謀総長は23日、ロブレス国防相に辞表を提出し受理された。新型コロナウイルスワクチンを巡り、軍が定めた優先順位に割り込んで他の幹部と共に接種を受けたとして批判を受けていた。地元メディアが伝えた。
 スペインでは、市町村長や自治体幹部、医療関係者の家族らが優先対象でないのにワクチン接種を受ける例が相次ぎ、問題となっている。
 参謀総長らの接種は、メディアの報道で発覚。把握していなかったロブレス氏は22日、直ちに報告を要求した。パイス紙によると、同氏は22日夜には辞任による参謀総長交代の考えを固めた。スペインで参謀総長の辞任は1984年のポスト創設以来初めてという。
 参謀総長は辞表の書簡で、軍の指令系統を保つため、自身らの接種を最近決定したと説明。「不当な優遇」を得ようとしたわけではないと釈明し、軍のイメージ悪化を避けるため辞任するとした。軍の優先接種対象は、医療要員や国際任務に出発する兵士らとされる。
 一方、昨年末に始まった市民らの接種では、高齢者施設の入居者や医療関係者らを最初の接種対象者としている。南東部ムルシア自治州では、該当しない保健相が保健当局幹部らと接種を受けたことが発覚。批判を浴び、保健相は今月20日に辞任を表明した。

関連キーワード

PR情報

購読試読のご案内

プロ野球はもとより、メジャーリーグ、サッカー、格闘技のほかF1をはじめとするモータースポーツ情報がとくに充実。
芸能情報や社会面ニュースにも定評あり。

中スポ
東京中日スポーツ