嗅覚や味覚が大幅に低下 患者4000人調査

2020年5月13日 16時00分 (5月27日 04時32分更新)
 米ペンシルベニア州立大や東京大などの五十カ国以上の研究グループは十三日までに、新型コロナウイルス感染症の患者約四千人の調査で、においや味の感覚の大幅な低下が確認されたとする研究結果を公表した。新型コロナの早期発見に役立てられる可能性がある。
 対象は欧州を中心に検査で陽性だった約千四百人と医師が新型コロナと診断した約二千六百人で、インターネットのサイトで患者が質問に回答。感染する前と感染の最中で嗅覚と味覚をそれぞれ〇点から百点までで自己評価してもらった。
 その結果、嗅覚は平均で九十点から十一点へ、味覚は九十二点から二十三点へと大幅に下がった。ミントでスースーしたり、トウガラシでひりひりしたりする化学感覚も八十五点から四十七点に低下した。
 嗅覚に関しては、本来感じないにおいを感じるような変化ではなく、におい自体を感じにくくなる人が多かった。また、鼻づまりの有無とは関係がなかった。
 甘味やうま味など五種類の味について、どれを感じなくなったかを選択する質問(複数回答可)では塩味が最も高く46%で、甘味(44%)、苦味(39%)と続いた。
 調査は継続中で、患者らは研究グループのサイトから回答できる。アドレスはhttps://gcchemosensr.org。日本語にも対応している。

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