ブーケで笑顔咲かせたい 布花や造花組み合わせる

2021年1月24日 05時00分 (1月24日 12時17分更新)
壁一面に布花などを使った作品が飾られた自宅で、心を込めて作ったブーケを手にする下中さん=福井市で

壁一面に布花などを使った作品が飾られた自宅で、心を込めて作ったブーケを手にする下中さん=福井市で

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福井の下中さん販売


 ビーズの飾りがきらめく淡い色合いのブーケに、グラデーションが美しいアジサイのブローチ。福井市江尻ケ丘町の下中あい子さん(31)は、布花や造花、ドライフラワーを組み合わせて作ったブーケやアクセサリーのネット販売を手掛ける。五年間留学したニューヨークでの経験を生かして「心を込めて作った作品で幸せを届けたい」。顧客の喜ぶ顔を想像しながら製作に励む。 (成田真美)

母の技術+留学生かす


 自宅の一室の壁には、生花のような鮮やかな色の造花や、アンティーク調の色味の布花で彩られた髪飾りやピアスがびっしり。「古めかしいけれど、どこか味のある上品なスタイル」をテーマに取り組んでいる。
 大学卒業後にジュエリー販売員として四年間の勤務を経て、幼いころから抱いていた海外留学の夢をかなえ、二十六歳の時にニューヨークへ。語学学校で英語を学ぶ傍ら、フラワーアレンジメントの教室や講演会で、最先端の洋風の生け花を初めて本格的に学んだ。現地で活躍する日本人ジュエリーデザイナーの下で、世界中から集まった仲間とともにインターンシップ(就業体験)にも挑戦。金属を溶接加工してジュエリーを製作する技術を身に付けた。留学は一年間の予定だったが、ビザの延長を重ね、滞在は五年間になった。
 昨年二月に帰国し、九月から「Ai Rosier(アイ ロジェ)」という名のネットショップを開いた。自分の名前と仏語で「バラの木」を意味する言葉を組み合わせた。「かわいらしいものをつくっていきたいという思いを込めた」。ワークショップの講師も始めた。
 布花デザイナーとして教室を開く母優子さん(57)の影響で、幼いころから花を使ったアレンジメントに関心があった。布花は、専用の白い生地を花びらや葉の形に切って染料を塗り、電気ごてで筋をつけたり膨らませたりして作る。
 優子さんに教わった布花の技術に、留学で学んだ知識を合わせ、今は結婚式用のブーケやアクセサリー、飲食店や美容室の装飾用の花などを中心に手掛ける。「心から笑顔になってもらえる作品を提案していきたい」と意欲を語る。
 ネットショップは「Ai Rosier」で検索。

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