「測量士」に合格 森光さん喜び 「大きい目標だった」

2021年1月24日 05時00分 (1月24日 12時19分更新)
合格通知を手に喜びをかみしめる森光さん=福井市の福井農林高校で

合格通知を手に喜びをかみしめる森光さん=福井市の福井農林高校で

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福井農林高から15年ぶり快挙


 福井市の福井農林高校環境工学科三年の森光佑斗(もりみつゆうと)さん(17)が、土地の面積や高さを正確に測り図面に起こす「測量士」の国家試験に合格した。今回の合格率はわずか7・7%。県内の高校生が合格するのは珍しいといい、同校としては十五年ぶりの合格者となった。森光さんは「大きい目標の一つだった。信じられない」と喜びをかみしめる。 (成田真美)
 試験は国土地理院が毎年全国で実施。二〇二〇年度は昨年十一月にあった。測量に関する法律の知識や高度な計算が求められる択一式と記述式の問題で構成され、試験時間は計五時間。正答率65%以上で合格となる。
 森光さんは昨年二月から始業前の毎朝五十分間、担当教員による補習に取り組んだ。新型コロナウイルス感染拡大で休校だった間もビデオ会議アプリを使って補習を受けた。「記述に備えて暗記する量がかなり多くて大変だった」と振り返る。支えとなったのは、共に受験した五人の同級生。定義の覚え方を共有したり、得意な分野の問題を教え合ったりした。五月に実施予定だった試験が新型コロナ感染拡大の影響で半年延期になり、「長い期間で一つ一つ丁寧にやれた」。十一年分の過去問題を解き、分析する時間を持てた。
 今回の試験は出題傾向が変わり、難易度が高かった。自己採点で合格点を超えていたものの、自信がなかったという。今月十八日に合格発表があり、「受験番号を見つけたときは自分を疑った」と頬を緩める。
 森光さんは「土木や建築など形の残る仕事がしたい」と考え、同校に入学。授業や校内外での実習を通じて測量を学んできた。卒業後は、県並行在来線準備会社に入社する予定。「土木に関わる仕事なので、測量の知識と技術を使う。社会の役に立てるよう仕事をしっかりこなしていきたい」と話す。

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