【富山】小矢部 鳥インフル確定 高病原性疑い 14万羽殺処分開始

2021年1月24日 05時00分 (1月24日 12時17分更新)
 鳥インフルエンザの簡易検査で陽性となった富山県小矢部市の養鶏場で死んだ鶏について、県は二十三日、遺伝子検査の結果、高病原性の疑いがあると発表した。自衛隊に災害派遣を要請し、飼育されている採卵用鶏約十四万一千羽の殺処分を始めた。養鶏場での鳥インフルエンザの確認は昨年十一月から全国で相次ぎ十六県目で、北陸で初めて。感染経路は不明。
 県は対策本部会議を開き、この養鶏場の周辺三キロ圏内を鶏や卵を動かすことを禁じる移動制限区域に設定。三〜十キロ圏内を搬出制限区域とした。十キロ圏内には養鶏場が他に四カ所あり、七十万羽余りが飼育されている。二十三日午後五時現在、これらに異常はない。
 県職員や陸上自衛隊金沢駐屯地の隊員ら計七百二十人が二十四時間態勢で殺処分し、終了には三、四日を要する見込み。二十三日午後二時現在で全体の約17%に当たる二万三千七百五十羽を処分した。
 搬出制限は、防疫を終えてから十日後に実施する移動制限区域内の全農場の検査で陰性が確認されれば解除。移動制限は防疫完了から二十一日間、感染が確認されなければ止める。県は今回の防疫関連に計七千五百三十万円がかかるとし、予備費を充てる。
 二十二日に小矢部市の養鶏場から「二千羽の鶏が死んでいる」と連絡を受け県が立ち入り調査。死んだ十一羽と、生きている二羽の陽性が判明した。この養鶏場では窓がないウインドーレス鶏舎四棟と防鳥ネットを施した開放鶏舎二棟で飼養。死んだ鶏は全てウインドーレス鶏舎で飼われていた。県の担当者は「どの鶏舎も野鳥と接触することはありえない構造」と説明した。また県は、この養鶏場で飼っている数を約二十万羽から約十四万一千羽に訂正した。

関連キーワード

PR情報