ホテルと連携 食パンの名称を浜松市立高生が考案
2021年1月24日 05時00分 (1月24日 05時02分更新)
浜松市中区のグランドホテル浜松と浜松市立高校で書道を選択する三年生が連携し、ホテルが売り出す食パンの名称とキャッチフレーズ「かほり−柔らかく包み込む生角食パン」を生徒が考案した。採用された大手穣さん(18)は「食感の柔らかさや味わい深さが伝わるキャッチフレーズを意識した」と語った。
同校の産学連携授業の一環。生徒九人が試食や商品コンセプトの理解などを経て、名称とキャッチフレーズのロゴデザインを昨年十二月に提案。ホテル従業員ら百人の投票で決まった。
洋食調理長の小野敏之さんら担当者が二十二日、同校を訪れて結果を報告した。大手さんは「試食させてもらった時、バターの香りが広がったのが印象的だった」と振り返り、「まさか採用されると思っていなかったのでうれしい」と喜んだ。
小野さんは「何度も試作を重ねてできた自信作。ネーミングの通り、バターや蜂蜜など、素材の香りがぎゅっと詰まった味を楽しんでもらえるのではないか」と話した。食パンの販売時期は未定だが、今後、ホテルで数量限定で販売していく予定。 (細谷真里)
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