天然乾燥、自然な風合い 天竜スギでウッドデッキ

2021年1月24日 05時00分 (1月24日 05時02分更新)
自然な風合いが特徴の天竜スギのウッドデッキ=浜松市天竜区水窪町で

自然な風合いが特徴の天竜スギのウッドデッキ=浜松市天竜区水窪町で

  • 自然な風合いが特徴の天竜スギのウッドデッキ=浜松市天竜区水窪町で
 浜松市天竜区水窪町で昔ながらの方法で製材される天竜スギを新たな形で広めようと、県西部の建築業界と地元でアイデアを出し合い、住宅用のウッドデッキを開発した。昨年末、購入者が一部を組み立てるキットとして発売し、クラウドファンディングで集まった資金で「よつばの杜キャンプ場」(同町)にも設置した。 (南拡大朗)
 ウッドデッキに使われるスギは水窪町の三栄製材が加工し、一年以上天日干しして天然乾燥。一般に流通する木材は機械を使って高温で乾燥させたものがほとんどで、時間のかかる天然乾燥を手掛ける製材所は県内でも少ないという。発案した一人で、菊川市の建築設計事務所「こころ現代民家研究所」の山下晋一さん(51)によると、天然乾燥させたスギは防腐剤を注入しなくても腐りにくく、より自然な風合いが楽しめる。
 「地元産の木材で天然のスギの成分を多くの人に感じてほしい」と山下さん。テーブルといすが置ける小さな台形から、大型テントなどが置ける六角形まで大きさは八種類つくり、基礎施工の費用を含めて二十七万五千〜百二十一万円。
 キャンプ場でも「大好評です」と、運営する耳塚直樹さん(43)は手応えを感じている。通常のキャンプは地面に直接テントを設営するが、ウッドデッキの上に設営すれば土で汚さなくて済む。耳塚さんは「夏場は下から風が来て涼しく過ごせて、子どもたちもはだしで歩き回れる。天竜材の高級感を味わってほしい」と行楽シーズン到来の利用を期待する。
 (問)こころ現代民家研究所=0537(28)7040

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