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タトゥー問題で井岡一翔とジム会長に厳重注意 JBCも事前チェックの甘さ認め再発防止へ対策検討【ボクシング】

2021年1月22日 15時01分

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井岡一翔

井岡一翔

 日本ボクシングコミッション(JBC)は22日、昨年大みそかのWBOスーパーフライ級タイトル戦でタトゥーが露出した状態で試合した同級王者の井岡一翔(31)と、所属するAmbitionジムの木谷卓也会長(47)を厳重注意としたと発表した。21日の倫理委員会で決まった。
 JBCは規則で入れ墨を禁止。かつては皮膚移植やレーザーなどで完全に消さなければ試合を認めていなかったが、現在は社会情勢の変化を踏まえファンデーションやドーランで見えなくすることを条件に試合を許可している。井岡も、今回の試合前にJBC役員立ち会いのもとでタトゥーにファンデーションを塗っていたが、消しが薄かったためか試合中盤には左腕を中心にほとんど露出していた。
 JBCは、事前のチェックが甘かったことについて責任を認めている。安河内本部事務局長は「JBCにおいても管理を徹底すべきであったことを踏まえ、今後は、同様なケースにおいては、JBC指定の塗布剤を使用させるか、指定業者による塗布施術を受けてもらうなどの手当てを考えていきたい」とコメントした。
 海外の選手は入れ墨を隠さずリングに上がれるためダブルスタンダードとの批判もあるが、JBCは各国で文化的な背景が違うことから一律で規制はできないという考え。一方で、日本のジムに所属する外国籍の選手についてはこれまでもファンデーションで隠すよう指導しており、元世界3階級制覇のリナレス(ベネズエラ、帝拳)らも国内のリングに上がるときはファンデーションを塗ってきた。安河内本部事務局長は「今回、入れ墨(タトウー)についてのさまざまなご意見をいただいたが、現時点でJBCルールを変更することは考えていない」とした。
 厳重注意は罰金や資格停止など具体的な罰則はない。ボクシングの競技性や安全性の本質に関わらない問題なことから、JBCは過去にもタトゥーが露出した選手に対し重い処分を科したことはなく、今回も同様の結論となった。

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