浜松まつり 凧揚げ開催し御殿屋台中止へ きょう最終決定

2021年1月22日 05時00分 (1月25日 14時53分更新)
 浜松市の五月の風物詩「浜松まつり」の組織委員会は今年、凧揚げを開催し、御殿屋台の引き回しと各町会で実施する練りは中止する方針を固めたことが、関係者への取材で分かった。二十二日の役員会で最終決定する。新型コロナウイルス感染拡大防止のためで、開催期間も例年の五月三〜五日ではなく、一〜五日と拡大し、一日の参加人数を減らして密集を避ける。 (佐藤裕介)

◆期間拡大、密を回避

 一方、関係者は「五月に本当に開催できるのか、今後も感染状況を慎重に注視していく」と話す。感染の状況次第では、役員会が今後、改めて浜松まつり全体の中止を決断する可能性も残されている。
 複数の関係者によると、凧揚げは参加する町を二つのグループに分割して実施。参加者が密になる「糸切り合戦」は行わない方向で調整する。複数人での飲食を伴う練りや、飛沫(ひまつ)の拡散の恐れがある楽器演奏などを伴う御殿屋台の引き回しなどは中止する。
 昨年十月末の聞き取り調査では、例年参加の全百七十四町が開催を希望した。まつりの中止は戦後、二〇一一年の東日本大震災の直後と、感染拡大を受けた昨年の二回だけ。一部に「二年連続の中止は、まつりの存続にも影響しかねない」との声もあったという。組織委は開催の是非を慎重に検討してきた。
 役員会を構成するのは、組織委を構成する市と浜松商工会議所、浜松・浜名湖ツーリズムビューロー、自治会連合会、組織委企画統制監理部(統監部)の五団体。役員会は二十二日は午後一時から。

 <浜松まつり> 子どもたちの健やかな成長を願い、浜松市内を舞台に例年は5月3〜5日に開かれる。浜松城の前身・引間城(曳馬城)城主の長男誕生を祝って凧を揚げたことが始まりとされる。一昨年は3日間に延べ209万人余りの人出を記録した。


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