小林化工 県に報告書 睡眠剤混入の経緯や原因

2021年1月21日 05時00分 (1月21日 09時46分更新)
 あわら市の製薬会社「小林化工」が製造した爪水虫などの治療薬に睡眠導入剤成分が混入し、死者が出た問題で、同社は二十日、混入の経緯や原因などをまとめた報告書を県に提出した。
 小林広幸社長ら三人が、福井市の県福井健康福祉センターを訪れ、A4判のファイル二冊を担当職員に渡した。県が八日に報告命令を出し、二十日が提出期限だった。混入があった経口抗真菌剤イトラコナゾール錠50「MEEK」は、国の承認を得ない手順で作られていたことが分かっている。報告書は製造現場の実態や品質管理体制に言及しているとみられる。
 県は厚生労働省とともに報告書の内容を精査する。昨年十二月の立ち入り調査の結果も加味。違反事実を確定して二〇二〇年度中に行政処分を出す方針だ。
 同社の担当者は「あらためてご迷惑をお掛けした患者様や関係者におわび申し上げる。引き続き県などの調査を受け、実効性の高い再発防止策を検討したい」とコメントを出した。 (浅井貴司)

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