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<検証 3年ぶり大雪> 行政と地域鉄道連携、教訓生かし早期復旧

2021年1月21日 05時00分 (1月21日 05時00分更新)
運転再開に向けて駅の除雪をする人たち=11日、福井市の福井鉄道商工会議所前駅で

運転再開に向けて駅の除雪をする人たち=11日、福井市の福井鉄道商工会議所前駅で

  • 運転再開に向けて駅の除雪をする人たち=11日、福井市の福井鉄道商工会議所前駅で
 嶺北地方を中心に降った大雪で県内の鉄道も九日から数日間の運休を余儀なくされた。だが、福井鉄道、えちぜん鉄道の地域鉄道は路面電車区間や踏切の除雪で行政と鉄道事業者が連携し、早期に復旧できた。除雪車両の故障もなく、二〇一八年二月の大雪を踏まえた対策は一定の成果が表れた。 (山本洋児)
 県庁で十日午後三時に始まった災害対策本部会議。杉本達治知事は、路面電車区間を念頭に「軌道部分の除雪にできるだけ協力を」と、道路管理者の小川俊昭・県土木部長に指示した。
 軌道部分の除雪は本来、鉄道事業者が担う。しかし人手が足りないため、三年前の大雪を教訓に、道路管理者が除雪に協力する態勢を構築していた。十日夜から十一日朝にかけて道路用の機械で除雪し、同日夕からは越前武生−福井間で運行を再開した。
 連携は踏切の除雪でも進んだ。踏切は福鉄に六十一カ所、えち鉄に百三十五カ所ある。このうち福鉄の三十二カ所、えち鉄の四十三カ所には融雪装置がない。
 えち鉄の伊東尋志専務は「踏切は鬼門の一つ」と話す。自動車が通って圧雪になるためだ。圧雪は鉄道の除雪車両では取り除けず、無理に進むと脱輪する。今回は交通量の多い福井市川合鷲塚町...

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