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憧れ井岡一翔の背中追ってプロへ…”続ける才能”17歳・今井聖也、同じミニマム級から「世界取りたい」【ボクシング】

2021年1月20日 11時33分

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今年、プロテストを受ける今井聖也(右)

今年、プロテストを受ける今井聖也(右)

 2度の全国優勝を引っ提げ、プロボクサーを目指す男がいる。とよはしボクシングジム(愛知県豊橋市)に所属する今井聖也(17)=御津高2年。日本人初の4階級制覇を成し遂げた現WBO世界スーパーフライ級王者の井岡一翔(31)=Ambition=に強く憧れ、世界チャンピオンを将来の夢に抱く。まずは2021年、プロテストを受ける。
 世界を目指し、日々、研さんしている。汗水たらし、トレーナーのミットやサンドバッグを懸命にたたく。全ては将来、世界を取るため。今井は「プロ1本です」と進路をしぼり、自らを追い込んでいた。
 小学6年生の時にU―15ボクシング大会小学生男子の部、27・5キロ級で優勝。高校1年時の2019年にはジュニア・チャンピオンズリーグ18歳以下の部、アトム級を制覇した。ただ、ボクシングとの出合いは、ひょんなことからだった。
 4歳の時、3歳上の兄・唯斗さんと歩いていたところ、ジムの前で声をかけられた。ちょっと太り気味だった唯斗さんがダイエット目的でやってみることになり、付いていき、ボクシングにのめり込んでいった。
 とよはしジムの松尾哲也会長(48)も「すぐ泣くし、まさか続くとは」と振り返る。試合に敗れ、涙しても、次の日にはジムに足を運んだ。休日も常に走ることは欠かさなかった。同会長も「続けるという才能ですね」と感心する。とよはしジムは若手や子どもの強化にも力を入れており、ハイレベルな環境で切磋琢磨(せっさたくま)できたのも大きい。
 そんな今井は井岡一翔の背中を追う。「井岡選手はミニマム級から階級を上げていった。うまい感じなんですけど、4階級目でファイタースタイルになった。自分も積極的にいくスタイル。井岡選手と違って、サウスポーなんですけど近いイメージ」と言う。プロになれば、最初の主戦場はミニマム級の予定。同じ階級でのスタートとなる。
 家には1枚の写真が飾ってある。今井と井岡と唯斗さんと3人で納まった写真だ。ボクシングを始めて間もない4歳の時、愛知県刈谷市で行われたボクシングの試合会場に、同じジムの選手が出場していたため井岡が訪れた。今でもその写真を見ては、自らを奮い立たせる。
 2年生の昨年は新型コロナウイルスの影響で大会はなかった。最終学年となる今年も先は見通せない。ただ、決まっていることはある。プロテストを受ける―。「世界を取りたい。取れたら、井岡選手のようにどんどん階級を上げていきたい」。視線はプロの世界へともう向いている。
▼今井聖也(いまい・せいや) 2004(平成16)年1月16日生まれの17歳。156センチ。愛知県豊橋市生まれ。4歳からとよはしボクシングジムでボクシングを始める。羽根井小6年生の時の2015年、U―15全国大会小学生男子の部の27・5キロ級で優勝。御津高1年生の19年、ジュニア・チャンピオンズリーグ全国大会の18歳以下の部アトム級で優勝。サウスポーで左ストレートが得意。
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