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ヤ軍残留が厳しくなった田中将大…FA市場で依然高評価に複数の球団が興味を持ち続けている【AKI猪瀬コラム】

2021年1月20日 06時00分

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大型契約でヤンキース残留が決まったラメーヒュー(AP)

大型契約でヤンキース残留が決まったラメーヒュー(AP)

◇『AKI猪瀬 MLBの扉』
 今オフFA市場の内野手部門で最大の目玉、ラメーヒューが6年総額9000万ドル(約94億円)の大型契約でヤンキース残留が決まり“フリーズ"状態だったFA市場が徐々に動きだしました。
 ラメーヒューにはドジャースが4年総額6000万ドル(約62億円)、ブルージェイズが4年総額7800万ドル(約81億円)を提示していたようですが、最高額提示に加えて、本人がヤ軍残留を強く望んでいたことも大きかったようです。
 外野手で最大の目玉選手であるスプリンガーも交渉大詰め。今週中に移籍先が決定するもようです。移籍先の最終候補はメッツとブ軍の2球団。ブ軍は交渉の初期段階から年俸総額1億7000万ドル(約177億円)規模の契約を提示。一方のメ軍はラメーヒューがヤ軍と結んだのと同規模の契約を提示していたようですが、交渉の段階で年俸総額1億ドル(約104億円)以上の契約を再提示したようです。
 提示金額ではブ軍が圧倒的に有利ですが、果たしてスプリンガーはどちらのチームを選択するのでしょうか。可能性は低いですが、大穴でホワイトソックスと契約する可能性も米国内では報じられています。
 救援投手の目玉だったL・ヘンドリクスの契約も決まり、残す部門は先発投手のバウアーと捕手部門のリアルミュートになりますが、リアルミュートはフィリーズ残留が濃厚な状況。日米問わず“全方位外交"を続けてきたバウアーは金銭闘争を仕掛けている状況で、いまだに移籍先候補がはっきりしません。
 ラメーヒューとの残留交渉に成功したヤ軍は、限られた予算の中で先発投手の補強を行うことが確実視されていましたが、田中投手ではなく、サイ・ヤング賞2回獲得のベテラン右腕クルバーを選択しました。ぜいたく税の課税ラインである年俸総額2億1000万ドル(約218億円)以下でチーム編成を行いたいヤ軍は予算的な余裕がなくなり、田中のヤ軍残留は厳しくなりました。
 田中獲得に関心を寄せていたパドレスも今オフ3度目の大型トレードで先発のマスグローブをパイレーツから獲得したので、田中獲得はもうないでしょう。
 ただ、それでもFA市場では依然として高評価の田中なので、メ軍、エンゼルスなど複数球団が興味を持ち続けています。(大リーグ・アナリスト)

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