学習マッチングアプリ開発 浜松の市民団体

2021年1月20日 05時00分 (1月20日 05時03分更新)
生徒にオンラインで学習支援を行う「はまこや」のスタッフ(左)=浜松市内で

生徒にオンラインで学習支援を行う「はまこや」のスタッフ(左)=浜松市内で

  • 生徒にオンラインで学習支援を行う「はまこや」のスタッフ(左)=浜松市内で
 貧困や不登校など困難を抱える小中学生に向け、無料で学習支援をする浜松市中区の市民団体「はまこや」が、パソコンやスマートフォンから個別授業を予約できる学習マッチングアプリを開発した。生徒が支援ボランティアの得意教科やプロフィルなどを見ながら相手を選ぶことで、組み合わせに不都合が生じることを防ぐ。オンラインと対面の両面で指導し、学習の継続的支援を目指す。 (細谷真里)
 はまこやはこれまで、中区上島の教室で毎週末、大学生から三十代までのボランティアが学習支援をしてきた。だが、新型コロナウイルスの影響で昨年春に教室を閉鎖し、支援を続けるのが難しくなった。
 そんな時、草苅大輔代表(30)のもとに、不登校の生徒の保護者から「オンラインで授業をしてほしい」と要望があった。そこで、支援の新しい形として個別にオンライン対応を始めつつ、アプリを開発してインターネットサイトの予約システムを整備。ボランティアの先生を募集すると、東京から大阪まで約二十人が集まった。昨年十二月に本格的にオンライン授業を開始した。
 生徒は専用ページでボランティアの性別、メッセージ、趣味などを見た上で希望日時などを選択する。この仕組みにより、相性が合う先生の支援を受けることができる。今後は場所や時間に縛られず、オンラインで全国の子どもたちに学習機会を提供し、家でも学校でもない「第三の居場所」づくりも目指す。
 「学習支援は、教育という側面だけでなく福祉的側面も強い」という草苅さん。「教育格差にあえぐ子どもには、学習面、そして日々を生きる上で信頼できる第三者の大人の存在がいることが大事。先生と生徒のミスマッチをなくし、継続的支援につなげたい」と話す。
 オンライン授業は、はまこやのホームページから申し込む。対面での授業も近く再開する方針で、同じ予約ページから受け付ける。はまこや=hamakoya.6143@gmail.com

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