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在宅介護の支援、対策を 3団体が浜松市に要望書提出

2021年1月20日 05時00分 (1月20日 05時03分更新)
在宅介護への支援を訴える(左から)村松真美さん、村松良子さん、小田木一真さん=浜松市役所で

在宅介護への支援を訴える(左から)村松真美さん、村松良子さん、小田木一真さん=浜松市役所で

 新型コロナウイルスの感染拡大が続く中、浜松市内で高齢者や障害者の介護を支援する三団体が十九日、在宅介護者の感染を想定した対策を求める要望書を鈴木康友市長宛てに提出した。在宅で介護する家族が感染、隔離された場合、要介護者の命に関わるとし、継続した介護の実施と受け皿の確保を求めている。 (坂本圭佑)
 提出したのは、障害者や家族らを支援する「浜松の福祉を考える会」の村松良子代表(59)、障害者自らが住みやすいまちづくりを目指す「浜松自立支援センター」運営委員の小田木一真さん(55)、高齢者の介護事業を手掛けるNPO法人「浜松介護サポートりらねっと」の村松真美理事長(59)。
 在宅で高齢者や障害者を介護する家族は、自身が感染して入院や隔離を余儀なくされた場合、濃厚接触者となって家に取り残される要介護者らの介助をどう継続すべきか心配していると三団体は指摘。要望書では、感染した場合の要介護者らへのケアを継続できる対策、連絡先や受け入れ先などを示したマニュアルの作成などを求めている。
 三団体などによると、在宅で介護する家族からは感染した場合の要介護者の受け入れ先や搬送方法などについて質問が絶えない。同じ政令市の堺市など一部の自治体では、要介護者が在宅での生活が困難になった場合を想定し、独自で宿泊施設や短期入所施設の借り上げ、常駐の療養対応スタッフの配置などに取り組んでおり、浜松市でも対策を取るよう訴えている。
 村松代表は「情報が少なく、どうしていいか分からないのが現状。想像しておかなければ、いざ起こったときに対応できなくなる」と懸念。村松理事長も「『私が感染したら母はどうなるのか』という相談をよく受ける。誰がいつ感染してもおかしくない状況で、要介護者の命に関わることだ」と指摘する。
 要望書を受け取った山下昭一健康福祉部長は「県と連携を取りながら対応していきたい」と話した。

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