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大谷翔平とエンゼルスが8300万円の差を譲れない理由 前例のない「二刀流」の評価に溝

2021年1月18日 15時50分

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大谷翔平(AP)

大谷翔平(AP)

 今オフに初めて年俸調停権を獲得した大谷翔平選手(26)は、今季年俸330万ドル(約3億4300万円)を希望する一方、エンゼルスは同250万ドル(約2億6000万円)を主張。15日の期限までに妥協点を見いだせず、決着は2月に予定される年俸調停委員会の聴聞会に持ち越された。
 17日の米スポーツサイト、ジ・アスレチックは、大谷側には「投手としての価値が年俸に反映されていない」という思いがあったと分析した。また、大谷が2021、22年オフのあと2度、年俸調停権を保有する点にも注目。その際に主張するベース金額は前年の年俸になるため、たとえ現在の差は80万ドルでも、将来的に大きな差を生む可能性を指摘した。
 昨季の大谷は右前腕の筋損傷で登板が2試合しかなく、指名打者(DH)で全60試合中44試合に出場。そのため、成績予想の専門家でナショナルズのコンサルタントを務めるマット・スワーツ氏は、過去のDHの成績と比較し、年俸調停権1年目の年俸を複数のメソッドで算出した。これだと、210万~290万ドル(約2億2000~3億円)になり、エンゼルスの主張する250万ドルは、まさにこの中間点だという。
 一方、同氏は大谷の代理事務所CAAが主張する今季年俸330万ドルについても「投打の二刀流として、もともと純粋なDHよりも価値があると訴えることは理解できる」とした。実際、18年の大谷は先発投手として4勝、DHとして22本塁打を放ち、新人王を獲得している。結局、双方は「二刀流としての価値」を年俸に反映させるか否かで合意できなかったという分析だが、2月の聴聞会でも、焦点はその部分に当てられそうだ。

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