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福井大医学部生 団体を設立 子どものため 学習支援教室 

2021年1月18日 05時56分 (1月18日 12時08分更新)
福井大医学部の学生でつくった団体「Together」が初めて開催した学習支援活動=福井市の県民生活協同組合ハーツ学園店で

福井大医学部の学生でつくった団体「Together」が初めて開催した学習支援活動=福井市の県民生活協同組合ハーツ学園店で

「心やすらぐ場に」


 福井大医学部の学生ら五人が、子どもたちの学習支援活動を行う団体「Together」を設立した。今月十五日には福井市学園二の県民生活協同組合ハーツ学園店で初めての活動を実施。同大医学部三年で代表を務める服部優希さん(22)は「活動を通して子どもたちの力になりたい」と話している。 (堂下佳鈴)
 きっかけは一昨年九月、服部さんがタイに旅行したときに見たスラム街で開かれている移動教室だった。以前から国際協力に関心があった服部さんは帰国後、タイでの話を知り合いにすると「日本でもやってみたら」と助言され、同年十二月に福井市内の施設で学習支援教室を開催した。
 しかし、参加者はゼロ。服部さんは「チラシ配りをして宣伝したけど、信用がないから誰も来てくれなかった。活動のコンセプトもあいまいだった」と準備不足を痛感。失敗を教訓に、市から紹介を受けた学習支援教室でアルバイトを始め、ノウハウを学んだ。子どもたちとも仲良くなるなど信頼関係を築き、自信もつけた。その後は自分で活動を実施するために準備を進めて昨年十二月、同じ大学に通う友人や後輩をメンバーに誘い、団体の設立に至った。
 初めての活動では、服部さんがアルバイトしている支援教室に通う男子生徒一人が参加した。活動では、彼が持ってきた教材を使って学習の指導にあたった。
 「学校と家以外の第三の居場所として心やすらぐ場所にしたい」というメンバーらの思いから、勉強だけでなく、子どもの話に耳を傾け、談笑したりとリラックスできる空間づくりにも努めた。
 現在は運営費を服部さんたちの団体で負担しているが、今後は企業にアプローチするなどして寄付を募り、継続的な活動を目指す。服部さんは「子どもたちの幸せがある場にしていきたい。将来の可能性を広げることにつながればベスト」と力を込めた。
 対象は県内在住の小中高校生。一月は二十一、二十八日の午後六時〜九時までハーツ学園店三階で活動する。(問)Together=together.fukui@gmail.com

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