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正代を破った御嶽海はそろそろ強いのか弱いのかはっきりせよ…真剣に大関を目指してほしい【北の富士コラム】

2021年1月18日 05時00分

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正代(左)を激しく攻める御嶽海

正代(左)を激しく攻める御嶽海

◇17日 大相撲初場所8日目(両国国技館)
 明瀬山が明生に負けて2敗となる。そろそろ疲れが出てきたようだ。せっかくここまで頑張ったのだから、何とか勝ち越しだけは遂げさせてやりたいものだ。
 明生は2敗を守り、まだ優勝圏内だ。本人はそんな大それたことは考えてもいないだろうが、大栄翔を追う正代が敗れてしまったので、イヤでも2敗組は候補になるというわけであります。大栄翔とはいずれ顔を合わせるだろうから、そのときは精いっぱい頑張ってもらいたい。
 その正代だが、御嶽海にうまく引っかき回され痛恨の2敗目を喫した。今場所の御嶽海は2大関には勝ってはいるが、既に5敗もしている。対する正代はぐんぐん調子を上げてきたので、正代が圧倒的に有利と見ていたのだが、御嶽海が抜群の動きを見せて正代をほんろうした。
 勝因は徹底的に正代の右差しを封じたことだ。何度か右を差されかかったが、左へ回り込んで動きを止めなかったのが正代の意表を突いたようである。正代にも勝機と見られる場面もあったが、御嶽海は絶妙のうまさを見せて、正代のふところに入り込んだ。相手の動きの速さに、正代は最後まで差すことも上手を引くこともできずに土俵を割った。
 相手が強ければ強いほど予想外の力を出す御嶽海だが、この一番もその意外性をいかんなく発揮した。とにもかくにも不思議な力士である。そろそろ強いのか弱いのか、はっきりしてほしいものだ。
 有り余る素質を持ち、2度の優勝を果たしている逸材が次々と大関の先陣争いに後れを取っているのは、どうしても納得しかねる。本気になれば強いのはこの日の一番が証明しているのだから、真剣に大関を目指してもらいたい。
 正代が2敗となって優勝争いが逆に面白くなくなったのは、何とも皮肉な結果となってしまった。これで大栄翔がかなり優勝の色が濃くなったのは確かである。今場所は混戦を予想していたが、すんなり大栄翔の優勝と宣言したら笑われるかもしれないが、多分そうなるでしょう。中日が済んだばかりで気が早いようだが、流れはそうなっている。
 あと残すは7日。早く今場所が終わってほしい。私はコロナにギブアップ寸前です。もう食い物なんかどうでもよろしい。食欲もない。
 今夜も冷えます。お休みなさい。(元横綱)
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