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リモート 段駄羅会 輪島と東京の愛好家ら

2021年1月16日 05時00分 (1月16日 10時54分更新)
市外の会場に向けてオンラインで段駄羅を紹介する尾坂昌彦さん(左)ら=輪島市河井町で

市外の会場に向けてオンラインで段駄羅を紹介する尾坂昌彦さん(左)ら=輪島市河井町で


 輪島塗の職人たちの間で江戸時代に始まった文芸「段駄羅(だんだら)」を多くの人に楽しんでもらおうと、輪島市内の愛好家らが十四日、市内と東京都内などをビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」でつなぎ、紹介する会を開いた。市内の三人、市外の七人が参加し伝統的な言葉遊びを楽しんだ。
 段駄羅は三百年ほど前に漆職人の間で、センスを培い、職場のまとまりをつくるため定着したとされる。俳句と同じ五七五音だが、中の七音が二つの異なる意味に読め、上下の五音とそれぞれつながる。上下の句で内容が大きく転換するほど面白いと評価される。
 農山漁村と都市部の交流活動をしているNPO法人「ふるさと往来クラブ」の東京本部と輪島支部が主催。同法人は都内で飲食店を経営しており、常連客らが参加した。輪島側は河井町の能州フォーラムビルが会場になった。
 輪島から参加した段駄羅歴二十年の尾坂昌彦さん(70)は「新年に・逸(は)やりモーと鳴く(早(は)やリモート無く)・元の鞘(さや)」と、うし年にちなみ牛が鳴く様子と、新型コロナへの警戒が少し緩み、リモートワークなどが減ったのではという時事ネタを盛り込んだ句を披露。都内の参加者も「コロナ禍や・今や窮する(今野球する)・喜びよ」と即興で詠み盛り上がった。
 尾坂さんは「段駄羅は輪島の誇れる遊び。コロナが流行する中でもリモートで都内の人たちと楽しめて、うれしい」と話した。
  (日暮大輔)

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