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「尿崩症」に関係 名大教授ら異常タンパク質処理の仕組みを発見

2021年1月16日 05時00分 (1月16日 11時32分更新)
 尿の量が多くなる病気「尿崩症」に関係しているとされる異常タンパク質の体内での新たな処理メカニズムを、名古屋大の有馬寛教授(糖尿病・内分泌内科学)らの研究チームが発見した。異常タンパク質は尿崩症のほか、パーキンソン病やアルツハイマー病、糖尿病などにも関連するとされ、処理メカニズムの研究が進めば、これらの病気の治療薬開発にもつながると期待される。
 タンパク質はそれぞれの役割に適した働きができるように、細胞の器官である「小胞体」内でひも状から立体構造に変わる。正しい形にならなかったタンパク質は「異常タンパク質」となるが、蓄積すると自動的に処理される「小胞体ストレス応答」という仕組みがある。
 尿崩症の研究をしてきた有馬教授らは、遺伝性の「家族性中枢性尿崩症」にかかっているマウスの細胞内を、特殊な電子顕微鏡で解析。異常タンパク質が小胞体内の一区画に集められ、小胞体とつながった状態で小器官によって分解されることを確認した。これまでは小胞体から離れた細胞内の場所で処理されると考えられていた。
 異常タンパク質はさまざまな病気との関連が指摘されており、有馬教授は「今回判明した処理のメカニズムがより詳し...

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