【石川】面様年頭 健康願う 輪島前神社 夫婦神、氏子宅回る

2021年1月14日 05時00分 (1月14日 14時41分更新)

氏子宅を訪ねて町を歩く夫婦神(中央の2人)と付き人の児童たち=14日午前、石川県輪島市輪島崎町で(日暮大輔撮影)


 夫婦神の面を着けた小学生が地域の氏子宅を訪れ、厄よけを願う神事「面様年頭(めんさまねんとう)」が十四日、石川県輪島市輪島崎町で営まれた。面様は地元鳳至(ふげし)小学校の四〜六年生四人が午前と午後に分かれ、二人一組で務めた。輪島前(わじまさき)神社でおはらいを受け男神は串柿面、女神は女郎面を着け、付き人と共に百軒ほどの氏子宅を回った。
 面様は終始無言でいるのが習わし。玄関ではサカキで戸をたたき、付き人が「面様年頭」と大声を上げて来訪を知らせた。氏子は神棚の前に面様を案内し、無病息災を祈った。元漁師の板谷稔さん(74)は「昨年は新型コロナのため都会に住む子どもや孫に会えず寂しかった。今年は健康で集まれたら良い」と願った。
 神事は四百年余りの歴史があるとされ、国指定重要無形民俗文化財で、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産にも登録されている。毎年一月十四日に山側から海側へ回る「おいで面様」、同二十日に逆回りの「お帰り面様」が営まれる。(日暮大輔)

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