公民館 維持へ試行錯誤 穴水でもコロナ感染急増

2021年1月14日 05時00分 (1月14日 10時59分更新)
穴水公民館に掲示された感染症対策などを呼び掛ける張り紙=穴水町大町で

穴水公民館に掲示された感染症対策などを呼び掛ける張り紙=穴水町大町で

  • 穴水公民館に掲示された感染症対策などを呼び掛ける張り紙=穴水町大町で

サロンや料理教室 中止相次ぐ

 全国的に新型コロナウイルスの感染が急拡大する中、昨年末まで一人もいなかった穴水町でも今年に入り石川宣雄町長をはじめ新たな感染者の確認が十三日現在十三人(県公表)と急激に増えた。この影響で、町民の交流の場となる各公民館ではサークル活動や教室を自粛する動きも出始めた。一方で感染対策を強化し公民館機能の維持も図っており関係者は試行錯誤を続けている。(森本尚平)
 町中心部の穴水公民館では、五日から十三日にかけて、大雪による影響もあったが三十あるサークルのうち約半数が活動を自粛。遠藤美徳(みのり)館長は「コロナのこともあるからとキャンセルの連絡が来ている。これからさらに増えるかもしれない」と話す。
 住吉公民館では、地域の高齢者が集まって健康体操などをする「サロン住吉」も当面の開催を控える。毎週第一、三、四の水曜日にあり、今月六日も予定通り開かれたが、町内での感染拡大を受けて次回以降は中止。サークル活動もほとんどが自粛するという。
 十四日に諸橋公民館、十五日に兜(かぶと)公民館で予定していた「男の料理教室」も取りやめに。諸橋公民館の増野孝志館長は「コロナの感染が広がる中、集まって料理を作り会食するという催しはやめざるを得ない」と中止を判断した。
 それでも同館で開くヨガ教室やひょうたんアート作品作り教室などは開く方針。増野館長は「コロナや大雪で、家にこもりっきりの人が多い。感染対策をしっかりして、できる限り公民館としての役割を果たしていきたい」と力を込める。
 各公民館では、職員をはじめ利用者の入館時の検温や消毒を徹底。マスク着用や十分なスペースをとった上で、大人数や長時間での活動も控えるよう求めている。
 ただ、今後も感染者が増える恐れがあり、穴水公民館は二月以降の公民館主催行事の開催に向けて動いていたが、取りやめる方針。遠藤館長は「公民館は町の人が集まってこその場所。その機能を失って残念だが、これを機にしっかりと気を引き締め、皆がまた楽しく過ごせるよう対策を続けたい」と話した。

関連キーワード

PR情報