救命要請に「無理」崩壊実感 名古屋市立大病院

2021年1月14日 05時00分 (1月14日 05時02分更新) 会員限定
感染予防のため防護服を着て患者を処置する救命救急センターの医師ら=13日午後、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大病院で(太田朗子撮影)

感染予防のため防護服を着て患者を処置する救命救急センターの医師ら=13日午後、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大病院で(太田朗子撮影)

  • 感染予防のため防護服を着て患者を処置する救命救急センターの医師ら=13日午後、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大病院で(太田朗子撮影)
  • 防護服姿で患者を駐車場で検査する野田正治院長(右)=13日午前、愛知県瀬戸市の野田内科小児科医院で(太田朗子撮影)
 愛知、岐阜など七府県に緊急事態宣言が再発令された十三日も、愛知県内の医療現場では新型コロナウイルスの感染が疑われる患者の姿は多く、医師や看護師は慌ただしく対応に追われた。宣言を機に流行の波を止めることができるのか。感染の拡大防止に向けた正念場の期間となる。 (白名正和)
 十三日午前、名古屋市瑞穂区の名古屋市立大病院。「ピリリ、ピリリ」と、救命救急センター(ER)に患者の受け入れを要請するPHSの着信音が鳴る。万が一の感染を防ぐため、搬送された患者に発熱などの症状がなくても、医師や看護師は新型コロナ用の防護装備を身に着けて対応する。
 この日は短時間に要請が重なる。「もう一台(救急車が)来ます」と看護師の声が響く。最大七人分の診察用ベッドは、すぐに満床になった。それでも要請が続くが、受け入れる場所がない。「(今は)無理です」。ER担当の今井一徳医師(43)は要請を十件ほど断らざるを得なかった。同病院で受け入れができない時は、患者を搬送する消防側が別の病院に連絡し、収容先を見つけることになる。
 「新型コロナを疑って対応するので、診療や検査などさまざまなことに時間がかかる。通常なら例えば三十...

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