<さじき席> 明瀬山4連勝、今が盛り

2021年1月14日 05時00分 (1月14日 05時01分更新) 会員限定
明瀬山(左)が寄り切りで翠富士を破る

明瀬山(左)が寄り切りで翠富士を破る

  • 明瀬山(左)が寄り切りで翠富士を破る
 24歳の新入幕の勢いより、35歳のベテランの老練さが上回った。土つかずの2人による一番は明瀬山(愛知県春日井市出身)が翠富士をじっくり攻略して4連勝。「とてもうれしいです」。ただでさえ細い目をさらにぎゅっと細め笑った。
 身長182センチ、体重183キロ。胸の肉が垂れ下がった大柄な体形だが、実は前さばきがうまい。小兵相手に張ったり突いたりしたかと思えば、すっと右前みつを引き、俊敏な翠富士を組み止めた。それでも焦らない。土俵中央で動きを止め、左も下手を奪う。十分な体勢を整えると、満を持して前に出て寄り切った。幕内2場所目。5年前の前回は4勝止まりだったが、すでに今場所は並んだ。昨年の初場所は幕下だった伏兵の活躍に八角理事長(元横綱北勝海)も「まじめにやってればいいことがあるというお手本。立派ですよ」と手放しでたたえた。
 日大から入門した20代。番付を落としたくないと意識するあまり次の日の取組が頭から離れず、一睡もできずに土俵に上がることがあった。結果が伴わずさらに不安に襲われる悪循環。「不眠症のようになった」。そんなことを繰り返すうち、ふと思った。「うまい飯も喉を通らなくなるくらいなら、...

中日新聞読者の方は、無料の会員登録で、この記事の続きが読めます。

※中日新聞読者には、中日新聞・北陸中日新聞・日刊県民福井の定期読者が含まれます。

関連キーワード

PR情報

スポーツの新着

記事一覧