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正恩氏、新路線打ち出せず 党大会閉幕、経済と核増強の「並進」強調

2021年1月14日 05時00分 (1月14日 05時01分更新)
12日、北朝鮮・平壌で、朝鮮労働党大会で演説する金正恩総書記=朝鮮中央通信・共同

12日、北朝鮮・平壌で、朝鮮労働党大会で演説する金正恩総書記=朝鮮中央通信・共同

 【ソウル=中村彰宏】朝鮮労働党の第八回党大会が十二日、閉幕した。金正恩(キムジョンウン)総書記は「結論」の演説で、自力での経済建設と核戦力の強化を改めて表明したが、史上二番目に長い八日間に及んだ大会は、深刻な経済不振を打開する新たな路線を打ち出せない北朝鮮の現状を映し出した。
 十三日の朝鮮中央通信によると、正恩氏は「社会主義経済建設は総力を集中しなければならない最も重要な課題」とした上で、「核戦争抑止力を強化し、最強の軍事力を育てることに全力を尽くす」と強調した。
 正恩氏が掲げたのは、核開発と経済建設を同時に進める従来の「並進路線」。正恩氏は大会中、新たな国家経済発展五カ年計画について「現実的な可能性を考慮して経済の自立的構造を完備する」と言及。経済は、国連の制裁や新型コロナウイルスによる国境封鎖で大きな打撃を受けたが、制裁解除は見通せない。コロナ収束も時間がかかり、国内の自給自足に頼る「自力更生」を選択せざるを得ない状況だ。
 「最大の主敵」とした対米戦略も核に固執し、敵視政策の撤回を要求する代わり映えしないものだった。バイデン次期米政権は実務協議を優先し、非核化交渉は長期化する可能...

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