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【大相撲】無傷の4連勝・明瀬山 28場所ぶりの幕内で35歳が躍動 勝つたび母親に「ハイヨ!」

2021年1月13日 19時45分

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明瀬山(左)が寄り切りで翠富士を破る

明瀬山(左)が寄り切りで翠富士を破る

◇13日 大相撲初場所4日目(両国国技館)
 じわじわと攻め込んでいった。明瀬山は翠富士相手に、右回しを取る。その後は左下手を取り、最後は体を合わせ寄り切り。全勝対決を制し、4連勝とした。
 「肩透かしをさせないようにしました。(4連勝は)とてもうれしいです」。目尻を下げる傍らでは、安治川親方(元関脇安美錦)に「優勝宣言しろよ」と肩を押されたが「言えるわけないじゃないですか…」と苦笑い。ただ、トップタイであることには違いない。
 2016年春場所以来、28場所ぶり2度目の幕内は史上4位のスロー再入幕だった。初の幕内のときは初日から2連勝後「フルボッコにあいました」とそこから8連敗。4勝11敗で終えた。35歳5カ月で迎えた今場所、早くもそのときの4勝に並んだ。
 苦労人だ。初入幕で負け越した後は、十両でも大きく負け越し、幕下まで一気に陥落。十両への昇進回数は歴代4位タイの7度(十両が地位と定められた明治21年1月以降)と、何度もはい上がってきた。支えたのが不屈の闘志と、休場なしという強い体である。
 母親の明美さん(65)は明瀬山が子どものころから、畑があったため季節の野菜を惜しみなく出した。昨年末には芋などの煮物とレンコンのきんぴらなどを送ったという。大好きで栄養十分な『おふくろの味』で英気を養っていた。
 快進撃に「一番はうれしいですね。4勝すると言っていたけど、4勝できて良かった」と喜んだ明美さん。勝った際は、LINE(ライン)でスタンプを送るそうで、「ハイヨ!」と返信があるそうだ。今場所から翌日の対戦相手の映像を見るようになった明瀬山。「ケガしないようにやるだけです」と謙虚な姿勢は崩さないが、まだまだ母親への感謝の「ハイヨ!」は増えそうだ。

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