センバツ21世紀枠1枠増「うれしいと言ってはいけない」連合チーム初出場近づくも神妙【高校野球】

2021年1月13日 19時44分

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21世紀枠の最終候補となっている富山北部・水橋の連合チーム=昨年12月撮影

21世紀枠の最終候補となっている富山北部・水橋の連合チーム=昨年12月撮影

  • 21世紀枠の最終候補となっている富山北部・水橋の連合チーム=昨年12月撮影
 史上初となる連合チームの甲子園出場にまた一歩近づいた。21世紀枠の地区候補校の一つである富山北部・水橋は、同枠の1枠増に伴い、出場できる可能性が高まった。それでも笹野祐輔監督(31)は言葉を選び思いを語った。
 「神宮枠がなくなったことで本来は出場できたはずの強豪校が出られなくなった。もちろん21世紀枠に選んでいただけたらありがたいこと。でも、コロナの影響の話なので、うれしいと言ってはいけないと思う」
 手放しに喜べない背景には、現在のチーム状況も関係している。練習をする富山市内は、35年ぶりに1メートルを超える積雪を記録。グラウンドが使えないことはもちろん、交通機関もまひ。学校も休校になり、年が明けてから練習できたのも数日限りで今後の見通しも立っていない。
 笹野監督は「選んでいただいても恥ずかしくない準備をしなければいけないが、今はその準備ができない」と不安を吐露。それでも「みんな雪かきなども頑張りながら、家で練習をしていると聞く。今はやるべきことをやってほしい」と選手の自主性を信じている。
 「出場できなかったチームの分も自分たちが全力のプレーを見せなければいけない。今は喜びよりもそんな責任を感じている」。歴史的な大雪という逆境を乗り越え、歴史的な出場へ。今は雪解けとともに吉報を待つばかりだ。
 ▼富山北部・水橋の連合チーム 2022年3月にいずれも閉校となる富山北部と水橋、両校の統合再編で新たに20年春に誕生した富山北部の3校で組織。部員は、旧・富山北部の2年生2人、水橋の2年生2人、新・富山北部の1年生13人の計17人。練習は、水橋の2人が富山北部のグラウンドに通っている。21年の夏の大会で2年生が引退すると、新・富山北部の単独チームとなるため、連合チームは今夏まで。

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