税理士試験簿記論に合格 浜松商高の後藤さん、馬渕さん

2021年1月13日 05時00分 (1月13日 05時03分更新)
合格通知を手にする(左から)馬渕明日香さんと後藤和真さん、山梨朋香さん=浜松市中区の浜松商高で

合格通知を手にする(左から)馬渕明日香さんと後藤和真さん、山梨朋香さん=浜松市中区の浜松商高で

  • 合格通知を手にする(左から)馬渕明日香さんと後藤和真さん、山梨朋香さん=浜松市中区の浜松商高で
 浜松市中区の浜松商業高校三年の後藤和真さん(17)と馬渕明日香さん(18)が、昨年八月にあった国家試験の税理士試験簿記論に合格した。後藤さんは財務諸表論にも合格し、同校では九年ぶりの快挙。同十一月の日本商工会議所(日商)主催の簿記検定試験一級には、後藤さんと馬渕さんに加えて二年の山梨朋香さん(17)の三人が合格した。 (中田弦)

◆簿記1級には後輩・山梨さんと3人

 税理士試験は年に一回で、高校生が受験するには日商簿記一級か全国経理教育協会簿記検定上級に合格する必要がある。同校では、十年間で五人しか合格者がいなかった。日商簿記一級は大卒レベルの学力が必要とされ、合格率は例年10%前後の難関試験。
 三人が所属する簿記部は平日は朝練も含めて六時間、休日は七時間半も問題を解いたり、電卓の早打ちを練習したりしている。夏にある簿記の全国大会では二〇一一年に団体優勝するなど強豪として知られる。本年度も優勝を目指していたが、新型コロナウイルスの感染拡大で大会が中止となった。
 部長を務める後藤さんは「目標としていた大会が中止となりショックだったが、気持ちを切り替えて試験勉強に取り組んだ。結果が出てよかった」と喜ぶ。税理士試験の簿記論は計算中心だが、財務諸表論は会計理論の記述があるため、往復五十分の電車通学の時間に専門書を読み込んで対策した。卒業後は大学に進学して公認会計士を目指すといい、「能力を生かして社会に貢献したい」と話す。
 馬渕さんは前回の日商簿記一級で惜しくも一点届かず不合格だったが、今回で雪辱を果たした。日商簿記一級の勉強もあったため、税理士試験では簿記論のみに絞って見事合格。「指導してくれた先生や支えてくれた家族に恩返しできたかな」と笑顔を見せる。専門学校に進み夢の税理士の資格取得を目指す。
日商簿記一級に合格した山梨さんは次年度の部長になる予定。「先輩たちの思いを胸に全国大会での優勝を目指して頑張りたい」と意気込む。
 顧問の佐藤正法教諭は「部活の練習量は全国で一番。粘り強く取り組んでくれた」と三人をたたえ、「会計技術で困ってる人を助けられるようになってほしい」と話した。

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