マガン 22年ぶり木場潟に 大雪で餌場不足 迷い込む?

2021年1月13日 05時00分 (1月13日 10時18分更新)
ゆうゆうと湖面を進むマガン=小松市の木場潟公園南園地で(矢田新平さん提供)

ゆうゆうと湖面を進むマガン=小松市の木場潟公園南園地で(矢田新平さん提供)

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 環境省の準絶滅危惧種に指定されている渡り鳥マガンが22年ぶりに、小松市の木場潟公園で確認された。同公園協会によると、1960年代以降、周囲の水田開発などが進み、神経質なマガンは姿を消していた。大雪で餌場がなくなり、木場潟に迷い込んだ可能性があるという。 (長屋文太)
 日本野鳥の会石川元代表で、獣医師の矢田新平さん(74)=小松市上小松町=ら有志が十一日午前、南園地で野鳥観察中に見つけた。成鳥三羽が湖面に飛来し、約三十分間、連なって泳いだ。県内ではラムサール条約登録湿地の片野鴨池(加賀市)などに毎年十月中旬〜二月下旬ごろ滞在している。
 矢田さんによると、木場潟では六四年を最後に日常的にマガンが見られなくなった。飛来は九九年十月、西園地近くで見つかって以来。矢田さんは「いつも見ている鳥だが、木場潟で見られたことはうれしい」と喜ぶ。
 マガンはイネの落ち穂、草の種子などを餌にする。矢田さんは今回のマガンが木場潟に三十分しか滞在しなかったのは、餌が見つからなかったためとみている。「大雪で偶然来たのだろう。北陸新幹線の工事が近くであり、マガンが木場潟に定着するのは難しそう」と話している。

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