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「菅野まだまだ伸びしろある」「1年終わって、新たな挑戦を」MLB経験のススメ【桑田真澄さん・一問一答】

2021年1月12日 20時37分

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オンラインで会見する桑田コーチ(球団提供)

オンラインで会見する桑田コーチ(球団提供)

 巨人は12日、今季のコーチ陣にOBの桑田真澄さん(52)が就任すると発表した。ポストは1軍の投手チーフコーチ補佐で、背番号は恩師である藤田元司元監督がつけていた「73」に決定。巨人には退団した2006年以来15年ぶりに復帰となり、08年に現役引退してから初めてNPBでのコーチとなる。桑田さんは原辰徳監督(62)同席のもとでオンライン会見に臨み、「指導者としてもエースになれるように」との意気込みを示した。
 ◆原監督&桑田コーチとの主な一問一答は次の通り
 原監督「あけましてめでとうございます。新年早々、春から縁起がいい。ジャイアンツにとっていいニュースを発信することができました。昨年12月28日にオーナーとお話をしました。その時、『ジャイアンツOBで非常に気になる後輩がいる』と(伝えました)。それが桑田真澄でありました。オーナーも『全面的に賛成である』と答えをいただき、私と同じ意見でした。1月5日でしたか、本人と会って私の思いを伝えました。今までの仕事もあるんでしょうが、水を得た魚のごとく、『ぜひ野球界、ジャイアンツのために』と一寸の迷いもなく話を聞いてくれました」
 桑田コーチ「今年に入って原監督から大変やりがいのあるお話をいただきました。巨人軍のOBの一人として少しでも力になりたいとお受けしました」
 ―オファーを受けた時は
 桑田コーチ「本当にうれしかった。その一言につきます」
 ―投手育成はどのように
 桑田コーチ「われわれの時代はたくさん走ってたくさん投げろと。今の時代はテクノロジーの進化で、投げているフォームをすぐにコマ送りで見られる、自分の感覚と実際の動きが一致することが大事。それをすることで彼らの潜在能力を最大限に発揮できる。少しでも多くの選手が活躍することを祈っています」
 ―オファーの狙いは
 原監督「私の中での持論は今日より明日。明日になれば明後日。そういう中で桑田真澄というOB、野球人として非常に魅力がある人がユニホームを着られる環境にあると。彼の全てを知らないがゆえに逆に興味がある。キャリアはもちろん、ユニホームを脱いでからも勉強している。目的はチームを強くすること。大いに自分のものを出してもらいたい。ジャイアンツはつなげるということが重要、90年間歩んできて、次の目標に進んでいる。いろんな先輩たちがつなげてきた。その一端を桑田真澄にも持たしたい。その思いが強かったですね」
 ―チーフコーチ補佐の役割は
 ―原監督「宮本チーフコーチの下に桑田真澄がいる。その下に若いコーチがいるという位置づけで理解してもらえれば」
 ―注目している選手は
 桑田コーチ「個人名が控えさせていただきますが、全ての選手にまだまだチャンスはあると思っている」
 ―大学院でも研究をどうアプローチする
 桑田コーチ「先ほどもお話ししたように、実際の感覚とかイメージに科学的根拠を添えて指導していきたい」
 ―気になるOBがいると話した原監督は、桑田さんのどういうところが気になっていたのか
 原監督「野球人として、人間力、その生き様という部分において、私自身もすごく興味があり、勉強になる。ぜひ、そういう人にジャイアンツのスタッフに入ってもらって、つなげて、選手を育てていってほしいと思いました」
 ―今回のタイミングでオファーとなったのは
 原監督「相談したのはオーナーと、その前に宮本コーチとも相談しました。宮本コーチは大賛成でした。彼(宮本コーチ)の功績は、少年野球チームを持ったり、野球界の発展にすごく尽力しているという部分。他に相談した人はいない。迎え入れる側も大事な部分ですし、いい環境のなかで彼を誘う、話ができるというのが整ったわけで、それが今日発表となった」
 ―15年ぶりに巨人のユニホームを着る思いは
 桑田コーチ「本当にまたジャイアンツのユニホームを着られるのはうれしく思っています。原監督から背番号も73番というのをいただきました。僕の恩師である藤田さんがつけられていた番号。藤田さんに恥じないように、指導者としてエースになれるように」
 原監督「背番号を誰かから奪ったのではなく、ちゃんと空いていた。そこに流れを感じましたね」
 ―どういう指導者に
 桑田コーチ「まずは指導者としてプロ野球の世界に入って初めてとなるので、コーチ陣、担当者の皆さんと情報交換をして、チームの課題、どのような強化策が必要なのかを考えていきたい。まずは選手の顔や名前を覚える、特徴や個性を洗い出して、インプットしていきたい」
 ―菅野はどう映るか
 桑田コーチ「非の打ちどころがない投手だと思います。まだまだ伸びしろがあるので、もう少し彼の潜在能力を引き出せれば。今年1年、ジャイアンツでプレーすることが決まりましたので、日本一のために全力で投げてほしい。そして1年終わって、新たな挑戦をしてもらえたら。メジャーのマウンドは素晴らしいものがある。それを経験することでさらに飛躍できる。これは個人的な意見ですが」
 ―どのように指導してもらいたい
 原監督「僕の中で固定観念はありません。大いに暴れてもらって。私は監督という立場にありますが、同じチームを支えるスタッフとして桑田真澄が加わってくれた。強い味方、強い同士が加わったという点では、私自身すごく喜んでいます」
 ―原監督は桑田さんと一緒にプレーした。今の選手に見習ってほしい桑田さんの投球の姿、技術は
 原監督「入団してきて、プレーをしていない桑田真澄を見た時、何とも頼りない選手が入ってきたなと。体は大きくなかったし、細身でした。しかし、ひとたびマウンドに上がってボールを投げれば、こんなに大きく見えた選手はいなかった。小手先で野球をすることがない、体全体を使って、大きく見せる野球人。そのギャップというものに驚いた。まだまだ伸びるよと。その辺をぜひ伝えてもらいたい」
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