換気と室温維持、両立を 専門家「2段階」提唱

2021年1月12日 05時00分 (1月12日 05時01分更新) 会員限定
 新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、専門家たちが効果的な換気と加湿を改めて呼び掛けている。冬本番を迎え、部屋が冷え込むため換気が難しいケースもあるが、人がいない隣室や廊下の窓を開けて外気を建物全体の温度で暖めて生活空間に取り込む「二段階換気」などを提唱する。
 厚生労働省が推奨するのは一時間に二回以上、二方向の窓を全開にする換気方法だが、真冬では室温の急激な低下を招き、体調が悪化する恐れがある。世界保健機関(WHO)はガイドラインで冬季の最低室温は一八度以上と定めている。北海道大の林基哉教授(環境空間デザイン学)は「適温は二二〜二四度。特に高齢者はその温度が必要だ」と指摘する。
 二〇〇三年以降の建物の場合、シックハウス対策を目的とした建築基準法改正で、原則「二十四時間換気システム」が設置され、窓を開けずに空気の入れ替えが可能。〇三年以前の建物も、台所やトイレなどの換気扇を活用すれば、窓を開けずに最低限の換気ができる。
 だがこうした換気が難しかったり、三世代以上や大家族で暮らしたりする場合、窓を開けるのが必要だ。札幌市立大の斉藤雅也教授(建築環境学)は部屋が複数ある場合は「二段階換気」を...

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