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新成人、語り部の決意 コロナ禍くじけず「必要とされる限り」

2021年1月12日 05時00分 (2月2日 16時18分更新)
母校の気仙沼向洋高の前で、新成人の抱負を話す鈴木勇汰さん=宮城県気仙沼市で

母校の気仙沼向洋高の前で、新成人の抱負を話す鈴木勇汰さん=宮城県気仙沼市で

  • 母校の気仙沼向洋高の前で、新成人の抱負を話す鈴木勇汰さん=宮城県気仙沼市で
  • 津波で被災した気仙沼向洋高の旧校舎
 東日本大震災の発生から十一日で九年十カ月。今月、二十歳の誕生日を迎える東北学院大(仙台市)二年の鈴木勇汰さん(19)は高校時代から震災伝承活動に関わり、大学では災害ボランティア団体の代表を務める。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、語り部などの活動はほとんどできず、出身地の宮城県気仙沼市の成人式も十月に延期された。もどかしい思いが募るが「必要とされる限り、震災を語っていきたい」と気持ちを新たにする。 (梅田歳晴)
 代表を務める東北学院大の公認団体「災害ボランティアステーション」(通称・ボラステ)は震災直後の二〇一一年三月下旬に設立され、被災地の復興支援のボランティア活動を展開。被災経験のある学生もいる中、東北や東海地方など各地で防災活動に取り組む大学生が連携する枠組みづくりにも力を入れている。
 被災したのは気仙沼小四年で十歳の時だった。経験したことのない揺れに襲われたのは帰宅途中。高台にあった学校に引き返した。学校を避難場所にした訓練の記憶があった。自宅は海の近くにあり、揺れの後に襲った津波で流された。「あのまま家に帰っていたらと思うとぞっとする」と振り返る。
 小五の夏から中三の初め...

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