障害ある人と健常者11人祝う 浜松で新成人

2021年1月12日 05時00分 (1月12日 05時02分更新)
家族と集合写真に写る新成人たち=浜松市中区の呉竹荘で

家族と集合写真に写る新成人たち=浜松市中区の呉竹荘で

  • 家族と集合写真に写る新成人たち=浜松市中区の呉竹荘で
  • 代表してあいさつする伊藤杏莉さん=浜松市中区の呉竹荘で
 成人の日の十一日、障害のある人と共に祝う成人式「魅惑的生人四季(せいじんしき)」が浜松市中区の呉竹荘であった。知的障害のある人や健常者計十一人の、新たな門出を祝った。 (山手涼馬)
 社会的弱者の人たちが生きやすい世の中をつくることを目指すNPO法人「魅惑的倶楽部」(同市中区)が主催。一般の成人式に出ることが難しい人たちを、口コミや会員制交流サイト(SNS)などで集めて毎年開いている。
 式典では、新成人を代表して伊藤杏莉さん(20)が「私たちのために素晴らしいパーティーを開いてくれて、ありがとうございます」と元気よく感謝を述べた。
 マジックショーや浜松商業高校OBOG吹奏楽団の動画による演奏が披露され、新成人たちは歓声を上げたり、手をたたいてリズムを取ったりして楽しんでいた。
 生後五日で母を亡くし、祖母の山田幸恵さん(80)に育てられた将太さん(20)の将来の夢は「タイムマシンを作って、未来や過去に行くこと」。「おばあちゃんには、ありがとうと言いたいです」と感謝の言葉も口にしていた。幸恵さんは「娘が残してくれた大切な孫。けんかする時もあるけれど、心の支えです」と目を細めた。
 魅惑的倶楽部の鈴木恵子理事長は「どの人にも等しく、二十歳のお祝いはあるべきだと思う。コロナでなくても当たり前のことができない人がいることを知ってもらいたい」と話した。 

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