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貴景勝、悪夢の連敗スタートで綱とり確率”0%”錦戸審判長も「かなり厳しい」【大相撲】

2021年1月12日 06時00分

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大栄翔(左)にはたき込みで敗れた貴景勝

大栄翔(左)にはたき込みで敗れた貴景勝

◇11日 大相撲初場所2日目(両国国技館)
 大関貴景勝(24)=常盤山=の綱とりが、いきなりピンチを迎えた。西前頭筆頭の大栄翔(27)=追手風=にはたき込まれ、初日から2連敗。過去、連敗スタートから巻き返して横綱昇進を果たした力士はいないだけに、データ上では確率0%となってしまった。かど番の大関は、朝乃山(26)=高砂=が東前頭筆頭の北勝富士(八角)をすくい投げで下して初白星。正代(29)=時津風=は小結高安(田子ノ浦)を寄り倒し、2連勝とした。
     ◇      ◇
 攻めに徹する貴景勝らしさはどこへいってしまったのか。立ち合いこそ大栄翔より踏み込んだものの、押し返されて動きが止まる。見透かされたように頭を押さえつけられ、ばったりと土俵にはった。
 あまりにも痛すぎる綱とり場所での初日から2連敗。土俵下で見守った錦戸審判長(元関脇水戸泉)は「うーん、かなり厳しいんじゃないかと思うけどね」と見通しを口にした。取組後のオンライン取材に応じた貴景勝も、厳しい状況に追い込まれたことを問われると「そうですね」とうなずいた。
 横綱不在の場所。それだけに、昇進には「優勝」は外せない絶対条件だ。しかし、2連敗スタートで優勝を飾った例は、優勝制度ができた1909年夏場所以降ではいまだにない。
 2連敗から13連勝した力士は過去に3人いる。82年夏場所の朝汐(元大関朝潮)は千代の富士に、2007年春場所の朝青龍は白鵬に、いずれも優勝決定戦で敗れている。98年春場所の曙は若乃花に1差で逃げ切られた。いずれも千秋楽まで優勝争いに残りながら、賜杯は手にできなかった。
 100年以上も壁となって立ちはだかる呪縛を解き放つことができるのか。八角理事長(元横綱北勝海)は「絶対押していくんだっていう気持ちでね。はたきを残さなきゃ駄目だよね。残して、しぶとく勝っていくということだよね」とげきを飛ばす。貴景勝も「終わったんで、また明日。あと13日間あるんで、明日集中して。(初日から)切り替えできてますけど負けたら理由あるんで。気持ちじゃないですか、やっぱり」と前を向く。3日目からは歴史を変える戦いに挑む。

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