仏教の世界、遺影に見る 浜松・瑞雲寺で写真展

2021年1月11日 05時00分 (1月11日 05時01分更新) 会員限定
寺の本堂に並べられた遺影=浜松市中区佐藤の瑞雲寺で

寺の本堂に並べられた遺影=浜松市中区佐藤の瑞雲寺で

  • 寺の本堂に並べられた遺影=浜松市中区佐藤の瑞雲寺で

 普段は各家庭に掲げられている先祖の遺影を集めた写真展「痕跡と弔い」が十一日まで、浜松市中区佐藤の瑞雲寺で開かれている。檀家(だんか)から預かった大正時代から現代までの遺影が本堂に並び、故人をしのびながら各時代の写真技術が分かるようになっている。
 参拝者に向けて仏教にまつわる写真展を考えていた住職の梶浦邦康さんから相談を受けた、檀家で写真家の大塚敬太さん(34)=中区=が「写真と仏教の接点」として遺影を題材に選んだ。
 本堂の一角にはカメラの基本原理を説明するコーナーを設けた。大塚さんは「仏教がこの世とあの世をつなぐように、カメラでは光と闇をレンズでつないで写真ができる。カメラの原理を理解すれば遺影の見方も変わるはず」と語る。
 浜松市内の檀家二十八人から預かった遺影は約七十点。集合写真から切り取ったようなモノクロ写真や結婚式の時に撮ったとみられる白ネクタイ姿、日中戦争で亡くなった男性が出征時に撮った写真を基に描いた絵などがある。
 梶浦さんは「遺影は現代では先祖供養に欠かせないものになっている。他の方の遺影を見る機会は少ないと思うが、ご自分のご先祖様を大切に思うきっかけになれば」と話す。 ...

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