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成長顕著 駅伝日本一を 中能登中陸上部男子 3000メートル上位6人平均 全国屈指

2021年1月11日 05時00分 (1月11日 05時02分更新)
練習メニューを話し合う陸上部の選手たち=いずれも中能登町中能登中で

練習メニューを話し合う陸上部の選手たち=いずれも中能登町中能登中で

  • 練習メニューを話し合う陸上部の選手たち=いずれも中能登町中能登中で
  • 一緒にトレーニングに励む井上朋哉主将(右)と酒井崇史選手

 中能登町中能登中学校陸上部の男子選手たちが、著しい成長を見せている。二〇二〇年は県記録や自己ベストを次々と更新し、3000メートルの上位六人のベスト平均は全国トップクラスに匹敵する。目指すは、十二月の全国中学駅伝大会の表彰台。飛躍の年にするべく、練習に励んでいる。 (稲垣達成)
 「今日は何をしようか?」。昨年末、同校体育館で選手たちが輪になり、その日の練習メニューを話し合っていた。練習は週五日。自主性を育むため、内容は自分たちで決める。それが部の決まり事だ。
 選手は例年になく、実力派がそろう。井上朋哉主将(二年)を筆頭に県記録や自己ベストを塗り替え、駅伝で一人が走る3000メートルの上位六人のベスト平均は9分23秒28。チームの調べでは、強豪で知られる京都市桂中や北九州市曽根中に次ぐ全国三位の好成績だ。
 コーチの守山大介さん(42)は「まだまだ力は足りないが、日本一が夢から目標になった」と期待。力のある一年生も加わり、部内の競争も激しさを増している。「雰囲気もよく、それぞれが努力する姿勢が以前よりも見られる」と手応えを語る。

2本柱の井上主将、酒井選手


互いに刺激受け 目覚ましい活躍

 有力な選手の中でも、特に目覚ましい活躍を見せているのが井上朋哉主将(二年)だ。二〇二〇年度は5000メートルと3000メートル、1500メートルでいずれも中学二年の県記録を更新。5000メートルの15分23秒69は、二年生ながら県の中学生記録をも塗り替えた。「負けていられないから」。急激な成長の陰には、有望な一年生の存在がある。
 「一年前はここまで力が付くとは思わなかった」。競技歴二年にも満たない十四歳は、あどけない笑顔を見せる。本格的に競技を始めたのは中学に入ってから。一年の時も全国中学駅伝大会で区間六位に入るなど活躍したが、勢いを増したのは二年になってから。「力のある後輩に刺激を受けている。もっと自分も力を付けないと」。穏やかな口調に、決意がにじむ。
 その背を追うのが、酒井崇史(しゅうじ)選手(一年)。サッカーとの「二刀流」に挑む十三歳は、昨年十二月の記録会の3000メートルで9分12秒と中学一年の県記録を更新した。「二年では朋哉の記録を抜いてやる」。普段は仲の良い先輩も、競技では超えるべきライバル。あくなき向上心で新記録を狙う。
 チームで頭一つ抜け出した二人は、互いに鍛錬し高みを目指している。目標は明確。異口同音に語る。「個人も駅伝も日本一になる」

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