ALSネタで患者も元気に 愛知の「いけちゃん」R−1にリモート挑戦

2021年1月10日 05時00分 (1月10日 05時01分更新) 会員限定
小型ロボットとともにR−1グランプリに挑戦するALS患者のいけちゃん=9日、愛知県三河地方で

小型ロボットとともにR−1グランプリに挑戦するALS患者のいけちゃん=9日、愛知県三河地方で

  • 小型ロボットとともにR−1グランプリに挑戦するALS患者のいけちゃん=9日、愛知県三河地方で
 全身の筋肉が弱っていく難病「筋萎縮性側索硬化症(ALS)」を患いながら、「いけちゃん」の芸名で活動する愛知県三河地方の四十代男性が十一日、「ひとり芸日本一」を決める「R−1グランプリ」に出場する。「お笑いもリモートでやる時代」と、自宅ベッドから小型ロボットを遠隔操作し、東京都渋谷区内のお笑いの舞台に臨む。
※ ネタの動画はこちらから
 「どーも! ステイホーム芸人のいけちゃんです」。ロボットの拍手の動作で漫談が始まる。「たんが絡んだだけで死んでしまうので、急にネタが終わるかもしれません」とロボットが頭を抱える。いけちゃん鉄板の自虐ネタで笑いを誘う。
 いけちゃんが動かせるのは右腕や首上だけ。気管に挿入した人工呼吸器の管の角度を変え、奇跡的に発声するようになった。漫談しながら右手でマウスを器用に操り、パソコンでロボットを動かす。
 二〇一五年にALSと診断され「食事や呼吸、子どもの名前を呼ぶこともできない。死んだ方がまし」と考えたことも。しかし「楽しい情報を発信し、ALS患者を明るい気持ちに」と一九年十二月、動画共有サイト「ユーチューブ」に投稿を始めた。
 昨夏ごろには、友人のつてで知り合い、動...

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