SJ、凍結後初キャンセル 米リース会社、最大20機

2021年1月9日 05時00分 (1月9日 05時01分更新) 会員限定
スペースジェットの試験機=2020年3月、愛知県豊山町で

スペースジェットの試験機=2020年3月、愛知県豊山町で

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 三菱航空機(愛知県豊山町)は八日、小型ジェット旅客機「スペースジェット(SJ、旧MRJ)」について、最大二十機の購入を予定していた米国の航空機リース会社エアロリースと契約を解消したと発表した。親会社の三菱重工が昨年十月に事業化の凍結を発表して以降、受注キャンセルは初めて。
 エアロリースからは、九十席級の「M90」を確定十機、変更可能なオプション十機を二〇一六年八月に受注していたが、納期の見通しが不透明になったことから昨年末に契約解除を決めた。開発再開のめどがついた場合、再契約の交渉をするという。
 今回のキャンセルにより、受注数は基本合意を含め二百八十七機。一六年には国内外で最大四百四十七機を受注していたが、一九年十月には米地域航空会社が百機の大型契約を解消。商用化の見通しが立たない中、今後さらに受注解消が広がる可能性がある。
 当初一三年に計画していた初納入は過去六度にわたって延期された。三菱航空機の広報担当者は「各納入先とは誠実に協議している」と話した。

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