90年に22ゲーム差で藤田監督がV…菅野残留で巨人大独走に現実味 原監督は恩師を超えるか【記者の目】

2021年1月8日 15時15分

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菅野智之

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 ポスティング申請していた巨人・菅野智之投手(31)の巨人残留が決まった。メジャーの舞台は大きな夢であった一方、それを阻む壁となったのは、深刻度が増した新型コロナウイルスの感染拡大だ。菅野自身もこの日「MLBの今シーズンの動向などを見極めた」とコメントしたように、今季もMLBがどれだけ開催できるか不透明。今季のメジャー挑戦断念を最終決断する大きな要因になったのだろう。
 その一方、リーグ3連覇、そして日本一を目指す原巨人にとっては、願ってもない残留だ。巨人は菅野流出を想定し、DeNAからFAした井納を獲得。成長著しい3年目の戸郷、来日2年目のサンチェスらで先発ローテを構成する方針だったが、一抹の不安があったのも確かだろう。そんな中、昨季は開幕13連勝をマークし、最多勝と最高勝率の2冠に輝いた絶対エースが急転、残留。大黒柱がいるといないとではやはり雲泥の差だ。
 さらに打線も、このオフ、メジャー通算196本塁打のスモーク、同96本塁打のテームズという現役大リーガー2人を同時獲得。4番・岡本の後ろを打つ打者に厚みを持たせたばかりか、FAでDeNAから梶谷も獲得し、課題だった1番も明るい見通しが立った。
 昨季はセ・リーグを独走でリーグ連覇を果たした巨人。菅野の残留で今年はそれ以上に突っ走る下地が整った。長いプロ野球の歴史で最も大差でリーグ優勝したのは1990年の藤田監督が率いた巨人。実に2位の広島に22ゲーム差をつけた。その藤田監督を恩師と仰ぐ原監督が、この1990年を上回る結果を残しても全く不思議ではないだろう。(井上洋一)

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