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岐阜知事選4氏届け出 54年ぶり保守分裂に

2021年1月8日 05時00分 (1月8日 09時27分更新)
 岐阜県知事選が七日、告示され、無所属四人が立候補を届け出た。届け出順に元内閣府大臣官房審議官の江崎禎英(よしひで)氏(56)、新日本婦人の会県本部会長の稲垣豊子氏(69)=共産推薦=、元県職員の新田雄司氏(36)、五選を目指す現職の古田肇氏(73)。自民党内の支持は江崎、古田両氏で割れており、同知事選としては一九六六(昭和四十一)年九月以来、五十四年ぶりに「保守分裂選挙」になった。今月二十四日に投開票される。
 古田氏が当選すれば、在任期間は梶原拓前知事の四期を超え、戦後の公選制導入後、最長となる。現職に三新人が挑む構図で、県政の継続か刷新かが争点。新型コロナウイルス感染が拡大するなか、コロナ対策でも論戦が交わされる。古田氏はコロナ対策の公務に専念するとして、選挙期間中のすべての遊説を取りやめると表明している。
 江崎氏は岐阜市内の事務所前で出陣式。感染対策のため屋外で行い、約七百人が集まった。「自粛、自粛で経済だけが傷み、日常生活も苦しくなっている」と指摘。「岐阜県から正しいコロナの対策をつくり、実証し、終わらせていこう」と訴えた。
 稲垣氏は同市内の公園で支援者を前に「県の税金の使い道を大きく変えることを一番に掲げたい」と約束。「豪華な県庁舎やダムに使うのではなく、必要な人にお金を回すのが知事の仕事」と唱え、社会保障や教育などを重視する姿勢を示した。
 新田氏は県庁前で第一声。県職員として環境行政に十一年間、携わってきた経験を挙げ、「県の課題に県民、現場、庶民目線で取り組んでいきたい」と強調。「子育てしやすく、誇れる仕事があり、安心できる福祉の街をつくりたい」と訴えた。
 古田氏は出陣式も中止。岐阜市で記者会見し「多くの方が集まり密になり、万が一、感染者が出てはいけない」と遊説を中止した判断に理解を求めた。「コロナ対策をまずは最優先にして、何としても県民の命を守るという初心を貫かせていただきたい」と語った。
 

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