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指定難病の「特発性小脳失調症」 岐阜大病院が治験開始、被験者を募集

2021年1月8日 05時00分 (1月8日 05時00分更新)
治験に取り組む下畑科長(右)ら=岐阜市の岐阜大で

治験に取り組む下畑科長(右)ら=岐阜市の岐阜大で

 岐阜大病院(岐阜市)は今月、指定難病「脊髄小脳変性症」の一つである「特発性小脳失調症(IDCA)」に対する医師主導の治験を始めた。信州大との共同で免疫療法の有効性を検証する予定で、同病院では被験者を募っている。
 脊髄小脳変性症とは、小脳の働きが鈍くなることで、しゃべりにくさや歩行時のふらつきなどの症状が現れる神経の病気。遺伝性と非遺伝性に分けられる。
 非遺伝性のIDCAは、神経変性が主に小脳で起きるものを指す。岐阜大によると原因は不明で、全国に約六千人の患者がいると見込まれる。二〇一八年以前は、皮質性小脳萎縮症と呼ばれていた。
 岐阜大は一七年に研究を開始。IDCAと診断された患者の34%に、小脳を攻撃する異常な免疫反応(抗体)が存在することを発見した。
 抗体は少なくとも三種類あり、現在、抗体が攻撃する対象(抗原)が何なのかを調べている。
 治験では、抗体を持つ患者の症状の改善や副作用などを調べる。免疫に関する病気で使用される薬剤を一日一グラム、三日間点滴する治療法「ステロイドパルス療法」を二回実施。名古屋大病院など他施設の協力を得ながら、二十症例の登録を目指す。
 岐阜大病院脳神経内科の...

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